パソコンで作業していて地味に面倒なやつ、まとめて片付けます。画面の一部だけ撮りたい、動画を見ながら別の作業をしたい、アプリごとに音量を変えたい。このあたりは全部、Windowsの標準機能か無料アプリで解決できます。
環境はWindows 11、2026年9月時点。ひとつだけ無料アプリ(EarTrumpet)を使いますが、それ以外は最初から入っているものだけです。ピクチャーインピクチャーのところだけ、Chromebookでも試した結果を書いています。
画面の一部だけ撮る:Win + Shift + S
Print Screenをやめてこれにしました。
Print Screenは画面全体をクリップボードに入れるだけなので、そこからペイントを開いて、貼り付けて、いる部分を切り取って、保存して、という流れになります。1枚ならまだしも、記事用に何枚も撮ると本当にだるい。
Win + Shift + S を押すと画面が暗くなって、上にツールバーが出ます。撮りたい範囲をドラッグすれば、それだけがクリップボードに入ります。切り取る工程がまるごと消えます。
上のツールバーで、範囲の指定方法を選べます。
- 四角形で範囲を指定
- フリーフォーム(好きな形でなぞる)
- ウィンドウ単位
- 画面全体
僕が使うのはほぼ四角形とウィンドウの2つです。ウィンドウ単位は、アプリの画面をきれいに切り出したいときに便利で、余計な背景が入りません。
撮ったあと右下に通知が出ます。そこをクリックすると編集画面が開いて、書き込みやトリミング、保存ができます。クリップボードにコピーするだけでいいなら通知は無視してOK、そのままCtrl + Vで貼れます。
画面を動画で撮る:Snipping Toolの録画
同じ Win + Shift + S のツールバーに、ビデオカメラのアイコンがあります。ここを選ぶと、静止画ではなく動画で録れます。範囲を指定して「開始」を押すだけ。
操作の説明を人に送るときに、これが一番早いです。文章で書くより、撮って渡したほうが伝わるし、こっちも楽。
僕の場合、基本はこれで済ませています。範囲を指定できるので、ブラウザのウィンドウだけ切り出して録るのに向いています。
もっとちゃんと録りたいときはOBSを使います。複数のソースを合成したり、あとで編集する素材として録るならOBSのほうがやりやすいので、そこは用途で分けています。
ゲームやアプリを録る:Xbox Game Bar
Win + G でオーバーレイが開きます。Win + Alt + R なら、オーバーレイを開かずにそのまま録画の開始と停止ができます。
こっちはアクティブなウィンドウ単位で録る仕組みです。ゲームを録るならこれが素直。ただしデスクトップやエクスプローラーは録れないという制約があります。範囲を自由に指定することもできません。
出番は少ないですが、ゲーム画面をさっと録るには手数が最小です。
動画を見ながら作業する:Chrome のピクチャーインピクチャー
YouTubeを見ながら別の作業をしたいとき、タブを切り替えると動画が見えなくなります。ピクチャーインピクチャー(PiP)を使うと、動画だけが小さいウィンドウで手前に残ります。他のアプリを開いても前面に居続けるので、ながら見ができます。
入口が2つあって、サイトによって使えるほうが違います。ここでハマったので、順番に書きます。
入口1:動画の上で右クリック
YouTubeはこれでいけます。ただし右クリック2回です。1回目はYouTube自前のメニューが出るので、その状態でもう1回右クリックするとChromeのメニューに切り替わります。そこに「ピクチャーインピクチャー」があります。
ABEMAとTwitchは、この方法では出ませんでした。自前のプレーヤーがChromeのメニューを出さない作りになっているようです。
入口2:ツールバーの音符アイコン
動画や音声を再生しているタブがあると、Chromeのツールバーに音符のアイコンが出ます。ここを押すと再生中のメディアを操作できて、その中にPiPのボタンがあります。
右クリックで出ないサイトは、こっちから入れます。WindowsのChromeでABEMAとTwitchを試したところ、どちらもここからPiPにできました。
右クリックばかり試してこの入口に気づかず、しばらく詰まっていました。
Chromebookでは音符アイコンが出ない
ここが今回の発見です。
Chromebook(Chrome 151)で同じことを試したら、音符アイコンそのものが表示されませんでした。YouTubeは右クリック2回でPiPにできるので、ChromeOSにPiPの機能自体が無いわけではありません。入口2が使えない、という状態です。
結果として、ChromebookでABEMAやTwitchをPiPにする手段が標準では見つかりませんでした。
僕が確認したのは手元のWindows機とChromebookの2台だけなので、ChromeOS全体の仕様なのか、この環境固有なのかは分かりません。同じ症状の人がいたら、まず音符アイコンが出るかどうかを見てみてください。
拡張機能を使う場合の注意
Chromebook側の解決策として「Chrome のピクチャー イン ピクチャー」という拡張機能を入れてみました。これで一応PiPにはできます。
ただ2つ注意点があります。
ひとつ、名前に反して公式ではありません。提供元は pip mode という個人開発者です。「Chrome の」で始まるので公式に見えますが、Googleの製品ではないです。
もうひとつ、タブ単位ではなくアクティブなプレーヤーを拾う作りです。そのため、タブをたくさん開いた状態だと狙った動画がPiPになりません。見たい動画のタブを別ウィンドウに切り離してから使う必要があります。ショートカットは Alt + P です。
Windowsなら標準機能で足りるので、わざわざ入れる必要はないと思います。
アプリごとに音量を変える:EarTrumpet
これだけ無料アプリです。Microsoft Storeから入れられます。
Windowsの標準機能でもアプリ別の音量調整はできますが、音量アイコンを右クリックして、音量ミキサーを開いて、という手順が要ります。EarTrumpetを入れると、タスクトレイのアイコンをクリックするだけでミキサーが出ます。
できることは大きく2つ。
アプリごとの音量調整。ブラウザの動画だけ下げる、ゲームだけ上げる、みたいなのがワンクリックで届きます。
出力先の切り替え。スライダーを右クリックすると、そのアプリの音声をどのデバイスから出すか選べます。音楽はスピーカー、通話はヘッドセット、という分け方ができます。
見た目もWindows標準に寄せてあるので、入れても違和感がないです。
どれから入れるか
撮る系が3つあるので、使い分けだけ整理しておきます。
範囲を決めて撮りたいなら Win + Shift + S。静止画も動画も同じショートカットから入れます。ゲームを丸ごと録るなら Xbox Game Bar。編集前提の素材ならOBS。
ひとつだけ選ぶなら Win + Shift + S です。Print Screenで消耗していた時間が、そのまま浮きます。
(この記事は随時追記します)
